独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月7日、ICU Projectが提供するUnicode関連の処理を行うためのオープンソースのライブラリ「ICU4C ライブラリ」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは4.4。「ICU4C ライブラリ バージョン 52 から 54 まで」には、ubidi.c の resolveImplicitLevels 関数においてヒープバッファオーバーフロー(CVE-2014-8146)、および整数オーバーフロー(CVE-2014-8147)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、DoS攻撃を受けたり、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、各開発者が提供する情報をもとにアップデートするよう呼びかけている。