【Interop Tokyo 2014】不審なIPアドレスやハッシュを生データで提供(マクニカネットワークス)
マクニカネットワークスはInterop Tokyo 2014で、クラウドストライクが提供するセキュリティ商品「Falcon Intelligence」および「Falcon Host」に関する展示を行った。
クラウドストライクはサイバー攻撃者やその手法などを捜査している会社。「Falcon Intelligence」は攻撃者対策向けのインテリジェンスサービスで、同社が収集した情報のレポートや、不審なIPアドレスやハッシュを生データで提供。IPSやSIMなどの侵入防衛システムでログ解析やルックアップに活用できる。マクニカネットワークスの脅威対策ソリューション「FireEye」の検知パターンに追加することもでき、攻撃をリアルタイムで検出することも可能だ。
一方、「Falcon Host」はエンドポイント型のセキュリティ製品となっており、ファイルやIPアドレスをクラウド上のデータベースとマッチング。攻撃が発覚した場合にはアラートで通知する。さらに、“ワードのプロセスからメモリの惰弱性が破壊されて……”といったログはすべて可視化されるため、アクセスされたファイルや外部へのアクセスなどを確認できるようになる。
【Interop 2014 Vol.11】サイバー攻撃者とその行動をいち早く特定……マクニカネットワークスのセキュリティサービス
《丸田@RBB TODAY》ソース・関連リンク
関連記事
Scan PREMIUM 会員限定記事
もっと見る-
-
Linux の GSM ドライバにおける Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)
2024 年 1 月に公開された、Linux カーネルの脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。攻撃者は当該脆弱性の悪用により、一般権限での侵入に成功した OS の管理者権限が奪取可能です。Linux カーネルのアップデートにより対策してください。
-
訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績
彼は英国王立協会のフェローでもあり、ニュートン、ダーウィン、ホーキング、チューリングが名を連ねる「知の殿堂」入りを果たしていた。
ピアツーピアシステムとハードウェアの耐タンパー性における草分け的存在である彼は、チップや銀行の暗証番号カードなどの安全な設計に長年取り組み大きな影響を与えた。そして、ATM におけるセキュリティ上の欠陥を公表するというアンダーソンの取り組みにより、世界中で ATM の設計が変更されることとなった。 -
ガートナー クラウドクッキング教室 ~ CCoE 構築の重要性
最後に、ハンキンス氏はクラウドセキュリティ全体像を戦略メニューとして図示した。上記で説明したソリューションやツール、各種フレームワークやプラットフォームが、機能や用途ごとに俯瞰できるものだ。この図は、ガートナーのクラウドセキュリティのコンサルティングの戦略ベースを示したものといってもよい。自社のセキュアクラウドを構築するときの「レシピ」として利用することができるだろう。