BBソフトサービス株式会社は1月15日、「インターネット詐欺リポート(2013年12月度)」を発表した。本レポートは、同社の「Internet SagiWall」が検出・収集した危険性の高いネット詐欺サイトの数やカテゴリーなどを分析したもので、日本のインターネットユーザに注意喚起を促すことを目的にネット詐欺の脅威を報告するもの。12月のインターネット詐欺サイトの検知数は62万3,029件で、前月と比べて19.7%減少した。ネット詐欺の種類別では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが98.3%(前月比11.7ポイント増))、フィッシング詐欺サイト1.0%(同0.4ポイント減)、マルウェア感染サイト0.0%(同0.3ポイント減)、ボーガスウェア配布サイト0.4%(同10.6ポイント減)、脆弱性悪用サイト0.3%(同0.4ポイント減)を検知した。OSごとのネット詐欺種類別検知率では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合がWindowsで55.12%、Androidで99.12%、iOSで83.70%となっている。また12月は、この時季特有の「クリスマスセール」や「福袋」といった文言で消費者を誘い込む詐欺サイトが検知された。こういった詐欺サイトは、さまざまなECサイトで行われているセールのデザインを模倣しているため、詐欺サイトであることに気付きにくく、さらに数量や期間などの限定感を演出し、消費者に冷静な判断をさせない工夫がなされている。1月もセール期間が継続するので、引き続き注意が必要としている。