BBソフトサービス株式会社は1月17日、ネット詐欺についての体験エピソードを分析した「ネット詐欺体験エピソード調査レポート」を同社が運営する詐欺ウォールで公開した。
同調査は、2023年8月23日から8月31日、9月23日から10月6日の2回にわたってX(旧Twitter)で実施した「自身や家族が体験したネット詐欺に関するエピソード」を募集するキャンペーンに投稿されたエピソード938件をもとに、同社が独自に分析を行ったもの。
募集したエピソードを詐欺ウォールが定義するネット詐欺のカテゴリごとに分類したところ、1位はフィッシング詐欺の43.3%(406件)に、2位はSNS関連詐欺の16.1%(151件)に、3位は偽販売サイトの7.9%(74件)であった。
フィッシングメールや偽警告などに遭遇しただけでなく、実際の被害に遭った、もしくは遭う可能性があるエピソードは938件中136件で、全体の14%だった。
フィッシング詐欺被害に遭ったエピソードのうち、66%(90件)が「カードを不正利用された」「偽サイトで商品を買ってしまい、届かなかった」などの金銭被害、29%(40件)が「住所を入力してしまった」「カード番号を入力してしまった」などの個人情報漏えいの可能性がある内容であった。