Microsoft Windows のテーマファイル処理に起因する任意コード実行の脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.12.17(日)

Microsoft Windows のテーマファイル処理に起因する任意コード実行の脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

1.概要
Microsoft Windows には、テーマファイルの取り扱いに起因して任意のコードが実行可能な脆弱性が存在します。
ユーザが悪質なテーマファイルを適用した場合に、リモートの第三者によってシステム上で不正な操作が実行される可能性があります。
脆弱性を悪用された場合の影響度が高いため、パッチ未適用の Windwos XP または Windows Server 2003 を利用するユーザは可能な限り以下に記載する対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
9.3
http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2013-0810&vector=%28AV%3AN/AC%3AM/Au%3AN/C%3AC/I%3AC/A%3AC%29


3.影響を受けるソフトウェア ※
Microsoft Windows XP SP3
Microsoft Windows XP Professional x64 Edition SP2
Microsoft Windows Server 2003 SP2
Microsoft Windows Server 2003 x64 Edition SP2
Microsoft Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
Microsoft Windows Vista SP2 ※1
Microsoft Windows Vista x64 Edition SP2 ※1
Microsoft Windows Server 2008 for 32-bit Systems SP2 ※1
Microsoft Windows Server 2008 for x64-based Systems SP2 ※1
Microsoft Windows Server 2008 for Itanium-based Systems SP2 ※1

※1 Windows Vista, Windows Server 2008 も、この脆弱性の影響を受けますが、既知の攻撃手法では悪用されないことが Microsoft より報告されています。


4.解説
Microsoft Windows では、テーマ (Theme) を利用することで、デスクトップの背景やウィンドウの境界線色、サウンド、スクリーンセーバなどを一度に変更することが可能です。

Microsoft Windows には、テーマファイル (.theme) を取り扱う際にスクリーンセーバを指定する [boot] セクション※2 の SCRNSAVE.EXE パラメータを適切に処理しない不備があります。
このため、当該パラメータに攻撃コードを含むスクリーンセーバファイル (.scr) を参照するパスを指定した不正なテーマファイルを処理した場合に、攻撃コードを実行可能な脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することで、リモートの攻撃者は、Windows にログインするユーザの権限で任意のコード実行が可能となります。

※2 Theme File Format [Boot] Section
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/desktop/bb773190(v=vs.85).aspx#boot


5.対策
以下の Web サイトを参考に、それぞれの Windows OS バージョンに対応するパッチ (MS13-071) を入手し適用することで、この脆弱性を解消することが可能です。
または、Windows Update/Microsoft Update を行うことでも同様に脆弱性を解消することが可能です。

MS13-071:
http://technet.microsoft.com/security/bulletin/MS13-071


6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック サイバー脅威分析センター

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Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html
《吉澤 亨史》

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