>>第 1 回から読む
「危ないところだった。これがなければ、オレがあんたのやったことを暴いてもなんの証拠もないヨタ話にしかならないところだった」
オレは立ち上がると、大島の隣に立った。
「これはオレの想像なんだけどね。あんたはそれなりに慎重だ。だから消去した管理ツールの記録を、個人的に保管しているような気がする。それを見れば個人情報をぬすんだ連中を一網打尽にできる。情報酌量の余地も出てくるってもんだ」
「はい…自宅に保管してあります」
大島はすっかり素直になっていた。
「あんたは予想通りのいいヤツだ」
オレは大島の肩を軽くたたいた。大島はオレを見ようともしない。じっと自分の指先を見つめている。
「次は、「裏山商店」について知っている限りのことを教えてもらおう
「…電話してもいいですか?」
大島が顔を上げてオレを見た。
「なに言ってる?」
「危ないところだった。これがなければ、オレがあんたのやったことを暴いてもなんの証拠もないヨタ話にしかならないところだった」
オレは立ち上がると、大島の隣に立った。
「これはオレの想像なんだけどね。あんたはそれなりに慎重だ。だから消去した管理ツールの記録を、個人的に保管しているような気がする。それを見れば個人情報をぬすんだ連中を一網打尽にできる。情報酌量の余地も出てくるってもんだ」
「はい…自宅に保管してあります」
大島はすっかり素直になっていた。
「あんたは予想通りのいいヤツだ」
オレは大島の肩を軽くたたいた。大島はオレを見ようともしない。じっと自分の指先を見つめている。
「次は、「裏山商店」について知っている限りのことを教えてもらおう
「…電話してもいいですか?」
大島が顔を上げてオレを見た。
「なに言ってる?」