>>第 1 回から読む
「私のメールを見た? それは…どういうことです?」
「悪いんだけどさ、あんたのスマホの中身を覗いて通信もモニターしてたんだ」
「どうやって?」
「心あたりないだろうな。あんたは用心深いからオレのブログにもアクセスしなかった。事前にオレの手口を調べて、やっちゃいけないことをチェックしていたんだろう。でも、そんなことしても無駄だ。世の中には、もっと単純で効果的な方法がいくらでもある」
「どうやったんです?」
やっぱり大島は素人だ。どうやったんです? なんて言ったら自分からオレの言ったことが正しいと認めたようなものだ。
「種明かしすると、オレが直接あんたの携帯にスパイウエアを埋め込んだんだ。USBポートにメモリを挿してね」
「工藤さんが私のスマホに触れる機会はなかったはずです。不可能です」
「私のメールを見た? それは…どういうことです?」
「悪いんだけどさ、あんたのスマホの中身を覗いて通信もモニターしてたんだ」
「どうやって?」
「心あたりないだろうな。あんたは用心深いからオレのブログにもアクセスしなかった。事前にオレの手口を調べて、やっちゃいけないことをチェックしていたんだろう。でも、そんなことしても無駄だ。世の中には、もっと単純で効果的な方法がいくらでもある」
「どうやったんです?」
やっぱり大島は素人だ。どうやったんです? なんて言ったら自分からオレの言ったことが正しいと認めたようなものだ。
「種明かしすると、オレが直接あんたの携帯にスパイウエアを埋め込んだんだ。USBポートにメモリを挿してね」
「工藤さんが私のスマホに触れる機会はなかったはずです。不可能です」