工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン4 「超可能犯罪」 超可能犯罪 第11回「動機」 | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.10.16(火)

工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン4 「超可能犯罪」 超可能犯罪 第11回「動機」

「ひとりずつの情報をどっかに売っていたのかもしれません。ネットで電話番号や職場、住所を調べる怪しいサービスがあるじゃないですか。ああいうのの隠れた協力者になっていて、頼まれると社員データを検索して、ヒットしたらその人の情報を売るんですよ」

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「不審なアクセスって全件ダウンロードするとかですよね。ひとりずつの情報をどっかに売っていたのかもしれません。ネットで電話番号や職場、住所を調べる怪しいサービスがあるじゃないですか。ああいうのの隠れた協力者になっていて、頼まれると社員データを検索して、ヒットしたらその人の情報を売るんですよ。これだと、一度に全員のデータをダウンロードするわけじゃないから、目立たないでしょう。というか普通の使い方ですよね」

「ああ、まあそうだな。で?」

「だから、その怪しいアルバイトがばれそうになったんです。サービス業者が摘発されたとかで。まるごと漏洩させちゃえば、逆に犯人を特定できないだろうと考えたのかもしれないです」

「でも、漏洩したのは、過去に依頼を受けたよりも後だから、怪しいサービス業者の過去の受注データを見れば一発で違うってわかるだろ」

「あれ? そういえばそうですね」

沢近は、腕組みして首をひねった。こいつの発想はとっぴなので、参考になることもあるが、今みたいに見当外れになることもある。

「なにかもっと大きな事件を隠すためのものだとか」
《一田和樹》

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