>>第 1 回から読む
「そうです。ログに異常な点は、ありませんでした」
川崎が言った。私もうなずく。
「異常な点はない…か。正確に言えば、異常でも問題ない状況を作り出したんだよな。パソコンを壊して」
「え?」
川崎が声を上げた。
「犯行期間のちょっと前に、2台のパソコンが壊れたんだろ」
「あ、はい、まあ、たまにあることです」
「システム部には、外注さんが来て作業するための、場所とパソコンが常時置いてある。新しいパソコンが来るまで、そこで作業してたんだよな」
「し、しかし壊れたPCの持ち主の子供をそんなに都合よく見つけられるものですか?」
「そうです。ログに異常な点は、ありませんでした」
川崎が言った。私もうなずく。
「異常な点はない…か。正確に言えば、異常でも問題ない状況を作り出したんだよな。パソコンを壊して」
「え?」
川崎が声を上げた。
「犯行期間のちょっと前に、2台のパソコンが壊れたんだろ」
「あ、はい、まあ、たまにあることです」
「システム部には、外注さんが来て作業するための、場所とパソコンが常時置いてある。新しいパソコンが来るまで、そこで作業してたんだよな」
「し、しかし壊れたPCの持ち主の子供をそんなに都合よく見つけられるものですか?」