工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン3 「エリカとマギー」 第18回「ダロンのコンサート」 | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.10.16(火)

工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン3 「エリカとマギー」 第18回「ダロンのコンサート」

どうでもいいようなことに思えるだろうが、意外とこういう知識は大事だ。なぜなら、ハッカーとかクラッカーは、アニメやフィギュアが大好きなのだ。そしてそのキャラクターの絵柄をアイコンなどで使ったりするだけでなく、メッセージに残したりもする。

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ボカレというのは、音声合成で歌を歌うソフトの略称だ。それでもまだよくわからないわけだが、ようするにメロディのデータと歌詞を与えると音声合成で歌ってくれるソフトウェア。

ある会社が自社ソフトの美少女の声音に、乙女クミという名前とキャラクターをつけた。これが当たった。ソフトはヒット商品となり、乙女クミ自身もキャラクターとして人気が出た。

続々とさまざまな声のキャラクターが登場し、オリジナルソングも生まれた。すると、ここでおかしな逆転現象が起きる。ソフトのためのオリジナルソングを、人間が歌い出したのだ。かくしてボカレは、当初の音声合成ソフトから一大音楽ムーブメントへと変貌した。

そして沢近が怒っているのは、ボカレの人間のダロンという歌姫(そう呼ぶらしい)のアルバム発売とコンサートをエリカが開催する予定だったのだが、会社側の都合で突然キャンセルされてしまったのだ。これには、沢近だけでなくダロンのファンがみんな怒ったが、エリカ側は方針を変えなかった。ダロンは、ふさぎ込んで一時期、活動を全くしなくなるという事態にまで発展した。

《一田和樹》

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