>>第一回から読む
このままずっと葛城とだんまりしているわけにもいかない。
「じゃあ、犯人にご登場いただこう」
オレは、わざとらしく明るい声で言った。葛城は無言で携帯電話を持つと犯人を呼び出した。
会議室にやってきた犯人は、訝しげな表情を浮かべていた。
「まあ、座んなよ」
オレが会議室の椅子を指さすと、犯人はオレと葛城の顔を交互に見た。
「私、仕事の途中なので、すぐに終わるのでしたら、立ったままでおうかがいします」
このままずっと葛城とだんまりしているわけにもいかない。
「じゃあ、犯人にご登場いただこう」
オレは、わざとらしく明るい声で言った。葛城は無言で携帯電話を持つと犯人を呼び出した。
会議室にやってきた犯人は、訝しげな表情を浮かべていた。
「まあ、座んなよ」
オレが会議室の椅子を指さすと、犯人はオレと葛城の顔を交互に見た。
「私、仕事の途中なので、すぐに終わるのでしたら、立ったままでおうかがいします」