<目次>───────────今回1.はじめに2.法的規制3.オンライン詐欺をリアルタイムで突き止める次回4.新手のサイバー犯罪5.ユーザーにできること───────────────1.はじめにここのところ、「フィッシング」詐欺という言葉を耳にしない日がほとんどないくらい、新しい手口が次々と発生しています。フィッシング詐欺では、「なりすまし」メールや偽の Web サイトを使用して巧妙に消費者をだまし、クレジット・カード番号、銀行口座情報、パスワード、保険番号などの金融情報を引き出します。このようなフィッシング詐欺の数は、増加の一途にあります。Anti-Phishing Working Group(APWG)の最新の統計によれば、2004 年 5 月に新たに報告されたフィッシング詐欺は 1,197 件にのぼり、4 月と比較して 6%増加しているそうです。同団体は、米国では同月に戦没将兵記念日があり、サイバー活動が一時低下したため、この程度の、比較的ゆるやかな増加で済んでいるのだと指摘していますが、確かに 4 月に報告された 1,125 件というフィッシング詐欺の件数は、前月から 178%増となっています。APWG は、過去 7 か月間でフィッシング攻撃の「標的」にされる企業数が著しく減少していることを指摘し、「フィッシング詐欺者が、Citybank、e-Bay 社、Paypal 社に的を絞ってきているのは明らかだ」と考察しています。さらに、同団体が行った分析の結果、5 月に報告を受けたフィッシング詐欺メールのうち 95%が、「偽装(または偽造)」メールアドレスを使用していることが分かっています。株式会社シマンテック http://www.symantec.co.jp/ ── この記事には続きがあります。 全文はScan Security Management本誌をご覧ください。 http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?ssm01_ssmd