Cloudbase株式会社(2 ページ目) | ScanNetSecurity
2025.07.18(金)
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Cloudbase株式会社(2 ページ目)

Cloudbase株式会社

 Cloudbase は、AWS や Azure などのクラウドサービスのセキュリティ管理や監視を行うプラットフォームで、スズキやパナソニックなど主に大手企業が採用している。京都大学の学生によって 2019 年に創業されたベンチャー企業 Cloudbase株式会社 によって開発された。

 Cloudbase はパブリッククラウドを活用する上で、セキュリティ面で最も対策が必要である設定ミスとワークロードの脆弱性をカバーした CNAPP 製品である。日本の大企業のセキュリティ担当者や事業部のクラウド利用者向けに設計されており、運用のしやすさ、Cloudbase の開発エンジニアによる手厚いサポート、日本のビジネス慣習に合わせた機能追加が日々実施されることは、国産セキュリティプロダクトならではの優位性でもある。

 2024 年 2 月に ScanNetSecurity が実施したインタビューで同社は次のように回答している。「アメリカの大企業には飛び抜けて優れたセキュリティエンジニアが一社に 100人 は在籍して高い給与水準で働いています。海外のセキュリティ製品はそういったスーパーエンジニアに向けて作られているため、画面がコードで埋め尽くされて真っ黒で、データも洪水のようにたくさん出てきます。たくさんの情報を分析して結論を出せるからこれは嬉しいことです。一方で日本の大企業には、楽天やリクルートなどごく一部を除いて、「セキュリティ担当者」はいても「セキュリティエンジニア」は在籍していないケースが多い。Cloudbase はそういった専門性が決して高くない「日本の大企業のセキュリティ担当者」に向けたプロダクトです」

 日本において独自のサイバーセキュリティプロダクトを開発する企業は決して多くない。そのような状況の中で、若いスタートアップ企業が果敢にオリジナルプロダクト開発という壁を登り続ける姿勢には産業の枠を超えた意義がある。

取材・インタビュー

Cloudbase Blog

NICTサイバーセキュリティ研究所長 井上大介が考える 日本の「セキュリティ自給率」向上を生む好循環 画像
製品・サービス・業界動向
高橋 睦美
高橋 睦美

NICTサイバーセキュリティ研究所長 井上大介が考える 日本の「セキュリティ自給率」向上を生む好循環

 なぜか、国産のセキュリティ製品となるととたんに導入のハードルが上がるんです。公的な研究所が作った技術をベースに国産で開発され、中身もわかっている製品であるにもかかわらず、「この製品は攻撃されても大丈夫なのか」とネガティブに見られがちです。

Cloudbase Blog 第4回  Cloudbase に IPアドレス表示機能が 2 時間で追加実装された理由 画像
製品・サービス・業界動向
Cloudbase株式会社 共同創業者 小川 竜馬
Cloudbase株式会社 共同創業者 小川 竜馬

Cloudbase Blog 第4回 Cloudbase に IPアドレス表示機能が 2 時間で追加実装された理由

 今回は、「With」という Value を体現しているお客様の声を元に、プロダクトをより進化させることのできた事例をいくつかご紹介いたします。

スズキ、パナソニック、出光興産 ほか大手が採用 ~ 痛快かつ爽快なセキュリティ運用を目指すCloudbaseとは 画像
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高橋 潤哉( Junya Takahashi )
高橋 潤哉( Junya Takahashi )

スズキ、パナソニック、出光興産 ほか大手が採用 ~ 痛快かつ爽快なセキュリティ運用を目指すCloudbaseとはPR

 インタビューの中で耳を疑って聞き直したことがひとつあった。Cloudbase は「修復の体験向上を目指している」のだという。言葉を変えるなら、セキュリティ運用業務のユーザーエクスペリエンスを向上させるという意味だ。

Cloudbase Blog 第3回「最小の運用工数」で「誰もがリスクの解決ができる」本質的なクラウドセキュリティ運用とは 画像
製品・サービス・業界動向
Cloudbase株式会社 共同創業者 小川 竜馬
Cloudbase株式会社 共同創業者 小川 竜馬

Cloudbase Blog 第3回「最小の運用工数」で「誰もがリスクの解決ができる」本質的なクラウドセキュリティ運用とは

 前回の記事では、クラウド特有のリスクと、クラウドセキュリティは運用が肝要であるというお話をしました。今回は、後者の「運用」について皆さんと一緒に深ぼりしていきたいと思います。

Cloudbase 活用した DevSecOps 構築、パナソニック や Trust Base など大手企業事例も ~ 9 / 24 (火) ウェビナー開催 画像
研修・セミナー・カンファレンス
ScanNetSecurity
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Cloudbase 活用した DevSecOps 構築、パナソニック や Trust Base など大手企業事例も ~ 9 / 24 (火) ウェビナー開催PR

 講師として登壇するCloudbase株式会社 PdM(プロダクトマネジャー) 大峠 和基(おおたお かずき)氏は、徳山工専を卒業後、筑波大学に入学し同大学院を卒業。「機械学習を用いたSNS向けテロップ自動生成」の研究で、2019年度未踏IT人材発掘・育成事業でスーパクリエータ認定及び未踏アドバンスト事業イノベータ認定を受けた経歴を持つ技術者である。果たしてどんな40分間の講演になるか。普通にはじまって普通に終わるはずがない気もする。

国産 CNAPP 製品 Cloudbase の CTO が総務省「クラウドの設定ミス対策ガイドブック」を解説 ~ 8 / 27(火) ウェビナー開催 画像
研修・セミナー・カンファレンス
ScanNetSecurity
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国産 CNAPP 製品 Cloudbase の CTO が総務省「クラウドの設定ミス対策ガイドブック」を解説 ~ 8 / 27(火) ウェビナー開催PR

 Cloudbase株式会社は8月27日、クラウド利用時の設定ミス対策をテーマとしたオンラインセミナー「重要項目をPICK! 総務省 クラウドの設定ミス対策ガイドブック」を開催する。講師として登壇するCloudbase株式会社 CTO 宮川竜太朗氏は、同社のCNAPP製品「Cloudbase」の開発組織を統括し、アップデートされ続けるクラウドセキュリティの最新技術と、日本企業のクラウド活用現場で起こりがちな誤設定等に関して造詣が深い。

Cloudbase Blog 第2回「企業経営を加速させるクラウドセキュリティ戦略 ~ クラウド特有のリスクとは」 画像
脆弱性と脅威
Cloudbase株式会社 共同創業者 小川 竜馬
Cloudbase株式会社 共同創業者 小川 竜馬

Cloudbase Blog 第2回「企業経営を加速させるクラウドセキュリティ戦略 ~ クラウド特有のリスクとは」

 クラウドセキュリティと聞くと、守りのイメージを思い浮かべるかもしれませんが、実はスピーディな企業経営を行うための「攻め」の要素として必要不可欠であるという点をご紹介します。

Cloudbase Blog 第1回「Cloudbase の挑戦 2 年間の軌跡 ~ 史上最小の取引相手」 画像
製品・サービス・業界動向
Cloudbase株式会社 共同創業者 小川 竜馬
Cloudbase株式会社 共同創業者 小川 竜馬

Cloudbase Blog 第1回「Cloudbase の挑戦 2 年間の軌跡 ~ 史上最小の取引相手」

 セキュリティの領域においては、リスクを検出するだけでなく、その情報をどのように伝えるか、どのように理解していただくか、そしてどのように解決するかということが最も重要です。

「Cloudbase」が Oracle Cloud Infrastructure 対応 画像
製品・サービス・業界動向
ScanNetSecurity
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「Cloudbase」が Oracle Cloud Infrastructure 対応

 Cloudbase株式会社は5月15日、クラウドセキュリティプラットフォーム「Cloudbase」の新サービスとしてOracle Cloud Infrastructureのセキュリティ診断機能の提供を開始したと発表した。

パナソニック他 大手が続々「Cloudbase」を採用、日本人が日本企業のために作るクラウドセキュリティプラットフォーム 画像
研修・セミナー・カンファレンス
高橋 潤哉( Junya Takahashi )
高橋 潤哉( Junya Takahashi )

パナソニック他 大手が続々「Cloudbase」を採用、日本人が日本企業のために作るクラウドセキュリティプラットフォームPR

 20 歳代の若者達が経営する企業が、サイバー攻撃から日本を守るために独自製品を開発して世に問うという王道のアプローチに果敢に挑戦しているというだけですでに少し泣けてくるものがあるが、こうして実績をも挙げつつあるのはもはや感動的である。

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「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
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