2025年6月開催のInterop Tokyoで、Cloudbaseは初めて基調講演のステージに立ちます。登壇パートナーは、セキュリティ領域に特化したSIであり、Cloudbaseの販売パートナーでもある電通総研セキュアソリューション社です。2024年に商号変更したばかりの同社は、旧・電通国際情報サービス(ISID)時代から30年以上にわたり、官公庁や金融業界などの厳格な要件に応えるシステムインテグレーションを手がけてきました。社名に“セキュア”を冠した背景には、セキュリティに本気で取り組むという明確な意志があります。
今回ともに登壇する同社の佐々木さんは、製品に対する理解と熱意にあふれた方。2022年にSNS投稿をきっかけにご縁が生まれ、それ以来やり取りを重ねてきました。「この開発力であれば、機能が足りなくても将来的に採用できると感じた」と、講演の準備中に語ってくれた言葉には、これまでの積み重ねが詰まっていると感じています。
本講演では「なぜCloudbaseが多くの大企業に選ばれているのか?」をテーマに、製品開発の背景から、導入事例、日々の運用まで、現場目線で余すところなくお話しします。
現場の悩みに正面から向き合う。CNAPPとASMで実現するクラウドセキュリティ対策
クラウド環境の活用が加速する一方で、セキュリティ対策の遅れが企業の喫緊の課題になっています。情報漏洩や設定ミス、外部からの侵入といったリスクに対し、何から始めるべきか迷う声は後を絶ちません。
Cloudbaseは、CNAPP(Cloud-Native Application Protection Platform)とASM(Attack Surface Management)という2つの視点から、セキュリティ課題を可視化・優先度付けし、現場で「対処できる状態」に落とし込む製品です。
Interopの基調講演では、私たちのプロダクトがなぜ他製品と比べて選ばれてきたのか、運用現場での具体例を交えてお伝えします。
「使いやすい」だけでは足りない、現場の声を製品に還元する開発体制
Cloudbaseが多くの企業に導入されてきたのは、単にUIが使いやすいから、という理由だけではありません。私たちは「現場の声を開発に直接届ける仕組み」を大切にしています。
「こんな情報も出してほしい」「このリスクにも対応してほしい」といったリクエストに対し、開発チームが直接向き合い、スピーディに反映する体制があること。その柔軟さと即応性が、特に日本企業から高く評価されています。
これは日本市場に根ざしている開発体制だからこそ実現できること。海外製品では難しい、細やかなカスタマイズや書類対応の柔軟さも、Cloudbaseが支持されている大きな理由のひとつです。
海外製品との違い ──“想定ユーザー”が違うだけで、ここまで使い勝手が変わる
グローバル製品は、豊富な機能や強固な実績を備える一方、欧米の大規模なセキュリティ専任チームを前提とした設計が多く、日本の企業文化や体制にはフィットしづらい場面があります。
たとえば、「実装できる人がいない」「仕様の読み込みだけで一苦労」「問い合わせても時差の関係で回答が遅い」といった悩みは、実際の運用現場から数多く寄せられてきました。
一方、Cloudbaseは、日本企業のセキュリティ担当部門にありがちな少人数で兼務する体制でも運用可能な設計思想で作られています。
トリアージ機能やSSVCベースの優先度判断、複数の修正提案など、現場で迷わず判断し、すぐに対応できる工夫が詰まっています。専任のセキュリティ人材が少ない企業でも、無理なく継続利用できる“ちょうどよさ”が特長です。
選ぶなら専任でなくても「使いこなせる」クラウドセキュリティ
「高機能だけど扱いきれない製品」では、インシデント対応の初動も遅れてしまいます。Cloudbaseは、日常的にセキュリティ業務に張り付けない環境下でも、直感的に使え、運用に乗る設計を意識しています。
具体的には、次のような声をもとに機能改善を重ねてきました:
アラートの優先度を明示してほしい
修正手順を複数提示してほしい
ダッシュボードで進捗を確認したい
こうした現場の「困っていること」を一つずつ拾い上げ、機能化してきたからこそ、セキュリティ専任者がいなくても安心して導入いただける製品に成長しています。
SIパートナーとの連携が支える安心の運用体制
Cloudbaseは、セキュリティ製品としてのサポートだけでなく、クラウドインフラ全体に関わる技術課題にも対応可能な体制を整えています。パートナーである電通総研セキュアソリューション社との連携により、実装・運用支援、Cloudbase SOCの共同立ち上げなど、現場でのセキュリティ体制構築を一緒に進められる環境を提供しています。
さらに、電通総研セキュアソリューション社は他社CNAPP製品の取り扱い経験も豊富で、公平な観点からの比較相談ができるのも安心材料のひとつです。
Interop Tokyoでは、なぜCloudbaseを選んだのか、そのすべてを語ります
Interop Tokyo 2025の基調講演「日本のスタートアップによる技術革新! 大企業に採用されるCloudbaseによるクラウドセキュリティとは」では、Cloudbaseの製品開発の背景や導入企業の実例、そして継続的な改善のプロセスまで、実際の運用現場を知る私たちだからこそ語れる視点でお届けします。
講演後、アンケートにご回答いただいた方には、電通総研セキュアソリューションの技術チームが実際に検討・比較してきたCNAPP製品の比較資料もご用意しています。
これは単なる機能表ではありません。数多くの製品に触れてきた彼らが「うちの現場に本当に合うものは何か?」と真剣に探し、悩み、試した“研究メモ”のようなドキュメントです。そしてその過程で、Cloudbaseというプロダクトに出会い、「これは自分たちの現場に合っている」と感じてくれた。そんな“選ばれた側”の私たちにとっても、胸が熱くなるような内容です。
海外製品の運用に疲弊している
属人化しない運用を実現したい
専任不在でも対応できる製品を探している
こうした課題に向き合う方にとって、きっと何かヒントを持ち帰っていただけるセッションになると思います。
Interop Tokyo 2025。これは、Cloudbaseの「いいところ」を、技術の視点からまっすぐに伝える、ちょっと照れくさい“公開告白”のような時間になるかもしれません。ぜひ、会場でお会いしましょう。
Interop Tokyo 2025
6月11日(水) 14:15-14:55 RoomKA
「日本のスタートアップによる技術革新! 大企業に採用されるCloudbaseによるクラウドセキュリティとは」
登録 https://forest.f2ff.jp/introduction/10388?project_id=20250601