ブックレビュー | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

ブックレビュー

第1回の結果・講評から読み解く、サイバーセキュリティ小説コンテストの対策とは 画像
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瓜生聖(うりゅうせい)
瓜生聖(うりゅうせい)

第1回の結果・講評から読み解く、サイバーセキュリティ小説コンテストの対策とは

大賞受賞での講評から、今年も開催されるサイバーセキュリティ小説コンテストの対策を考えてみました。

作家一田和樹氏が「ある意味、当然の受賞だったかもしれません」と言った理由とは 画像
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瓜生聖(うりゅうせい)
瓜生聖(うりゅうせい)

作家一田和樹氏が「ある意味、当然の受賞だったかもしれません」と言った理由とは

「どうすれば落ちる」が分かっても「どうすれば受かる」が分からない。プロットに行き詰まったとき、天啓を与えてくれたのは伝説のバウンティハンターの存在でした――。

一次通過経験ゼロ、知人にすら読んでもらえないレベルの素人がサイバーセキュリティ小説コンテスト大賞受賞に至った経緯とは 画像
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瓜生聖(うりゅうせい)
瓜生聖(うりゅうせい)

一次通過経験ゼロ、知人にすら読んでもらえないレベルの素人がサイバーセキュリティ小説コンテスト大賞受賞に至った経緯とは

コンテストによって審査基準は異なるものの、落ちた作品、受賞した作品がどういったものか、両方の面からお伝えできるのではないかと思います。

一田和樹 サイバーブックレーダー「サイバー完全兵器」デービッド・サンガー著 画像
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一田和樹( Kazuki Ichida )
一田和樹( Kazuki Ichida )

一田和樹 サイバーブックレーダー「サイバー完全兵器」デービッド・サンガー著

北朝鮮、ロシア、中国からのアメリカに対する攻撃と、アメリカの他国への攻撃の双方が描かれ、ハイブリッド戦を挑まれたアメリカが大統領選で完敗した経緯の詳細もわかる。著者はその時期のキイパーソン(トランプにも)に直接取材しており、生々しい話が読める。

「噂の学園一の美少女な先輩がモブの俺に惚れてるって、これなんのバグですか?」瓜生 聖 (ブックレビュー) 画像
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一田 和樹
一田 和樹

「噂の学園一の美少女な先輩がモブの俺に惚れてるって、これなんのバグですか?」瓜生 聖 (ブックレビュー)

リーダビリティも高く、自然に読み進められる。構成もしっかりしている。リアリティのある謎と解決方法で、専門家もそうでない人も楽しめるはずだ。

きみに読んでほしい3冊:セキュリティブックガイド 第二回 MBSD診断チーム「セキュリティ診断部門新人向け」 画像
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きみに読んでほしい3冊:セキュリティブックガイド 第二回 MBSD診断チーム「セキュリティ診断部門新人向け」

連載二回目の今回は、三井物産セキュアディレクション株式会社 (MBSD) の、業界トップクラスのセキュリティ診断チームメンバー3名に、セキュリティ診断部門の新人エンジニアに向けた3冊を推薦してもらいました。

きみに読んでほしい3冊:セキュリティブックガイド 第一回   NRIセキュアテクノロジーズ 小田島 潤「計算機基礎」 画像
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きみに読んでほしい3冊:セキュリティブックガイド 第一回 NRIセキュアテクノロジーズ 小田島 潤「計算機基礎」

実はセキュリティでもアセンブラはすごく大事です。セキュリティエンジニアが、機械語で書かれたマルウェアをちゃんと解析しようと思ったら、アセンブラを読める必要があります。

「超限戦」時代、軍事大国アメリカの迷走 - 書評「大統領失踪」 画像
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一田和樹( Kazuki Ichida )
一田和樹( Kazuki Ichida )

「超限戦」時代、軍事大国アメリカの迷走 - 書評「大統領失踪」

アメリカは世界有数のサイバー攻撃に弱い国家だ。

日本がフェイクニュース大国に? - 書評「フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器」 画像
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耳塚 佳代
耳塚 佳代

日本がフェイクニュース大国に? - 書評「フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器」

同書は、日本ではまだ充分な理解がされていないフェイクニュースを、国家の新しい軍事力行使形態「ハイブリッド戦」をキーワードにして、後半に調査分析し深く読み解いています。

「逆向誘拐」文 善(ブックレビュー) 画像
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一田 和樹
一田 和樹

「逆向誘拐」文 善(ブックレビュー)

最近ではランサムウェアが流行し、データの人質も珍しいことではなくなった。手前味噌になるが先週工藤伸治シリーズ最新作『アリバイの通信密室』の連載が始まったが、本書も”誘拐もの”である。

「顔貌売人  ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬」柳井 政和(ブックレビュー) 画像
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一田 和樹
一田 和樹

「顔貌売人 ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬」柳井 政和(ブックレビュー)

前作でもそうだったが、この小説には悪人が登場しない。犯人ですら元から悪人ではなく、救われるべき人間だ。

「サイバー戦争論 : ナショナルセキュリティの現在」 伊東 寛 (ブックレビュー) 画像
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一田 和樹
一田 和樹

「サイバー戦争論 : ナショナルセキュリティの現在」 伊東 寛 (ブックレビュー)

もうひとつ書いておかなければならないことがある。書評からは離れるが、本書にはひとつ致命的な問題がある。

「裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬」柳井 政和(ブックレビュー) 画像
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一田 和樹
一田 和樹

「裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬」柳井 政和(ブックレビュー)

「コードを一目見て分かりました。あれは、真面目に仕事に取り組んできた人のコードです。<中略> 我流で、裏社会で活動してきた人間のものではない。社会の歯車として、コーディング規約をきっちり守りながら、業務をこなしてきた労働者のものです」

ブックレビュー Brian Krebs著「Spam Nation」 (1) インターネットアンダーグラウンドと RBN 画像
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ブックレビュー Brian Krebs著「Spam Nation」 (1) インターネットアンダーグラウンドと RBN

本書で扱っているサイバー犯罪集団の中で、アンダーグランドビジネスとして最初に姿を現したのは RBN だ。アンダーグラウンドポルノおよび児童ポルノの事業者がサイトをホスティングするサービスとして始まった。

自著を語る「HTTPの教科書」上野 宣(ブックレビュー) 画像
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自著を語る「HTTPの教科書」上野 宣(ブックレビュー)

Webやインターネットが何かを知っていても、ブラウザのアドレス欄に入力している「http://」で始まるその「HTTP」が何だかを説明できるだろうか。

「インターネットセンサス2012」とはなにか 画像
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「インターネットセンサス2012」とはなにか

報告者が見せてくれた莫大で脆弱なインターネットの姿は、それが容易に「悪意のファネル」と化す可能性を示している。実際、この調査の最中に他のボットが侵入してきたこともあったようだ。

一田和樹「サイバークライム 悪意のファネル」(ブックレビュー) 画像
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一田和樹「サイバークライム 悪意のファネル」(ブックレビュー)

専門家にとって違和感のない内容ではあるが、決して難解なものではなく、誰にでも楽しめる仕上がりだ。サイバー小説の希な成功例と言っても過言ではないだろう。セキュリティに関心のある多くの読者に推薦したい。

「Confront and Conceal」オバマの秘密の戦争(2)(ブックレビュー) 画像
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「Confront and Conceal」オバマの秘密の戦争(2)(ブックレビュー)

社会のインフラがコンピュータ化している以上、サイバー兵器によってインフラを破壊することも可能である。新世代モバイル通信、パワーグリッド、ロボット兵器の増加とサイバー攻撃に対する脆弱性は広がっている。このような変化とともに、世界情勢の変化を指摘している。

「Confront and Conceal」オバマの秘密の戦争(1)(ブックレビュー) 画像
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「Confront and Conceal」オバマの秘密の戦争(1)(ブックレビュー)

アメリカでは自国がサイバー攻撃を受けた場合、広範囲の停電などの被害を受けるシミュレーションが行われている。こうしたことを考えると、脆弱性を発見し、エクスプロイトコードを作成するという行為の持つ軍事的な意味がわかるだろう。本書は、こうした現実を説明する。

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読者プレゼント(編集部からのおしらせ)

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自著を語る「PCI DSSのすべて」池谷貴(ブックレビュー) 画像
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自著を語る「PCI DSSのすべて」池谷貴(ブックレビュー)

国内および海外で情報漏洩事件が起きるたびに、当該企業がクレジットカード等の国際セキュリティ基準である「PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)」に準拠していたかどうかが話題となる。

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「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
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