10 月に最も件数換算の被害規模が大きかったのは、スターバックスコーヒージャパン株式会社とBlue Yonder社による「新たに約 40,700 名分の従業員 ID 漏えいが判明 ~ スターバックスが利用するシフト作成ツールへ不正アクセス」の約 72,200 名だった。
米国の 2 つのサイバーセキュリティ企業に勤務していた、それぞれランサムウェア交渉人とインシデント対応マネージャーが、複数の米国企業に対して自らランサムウェア攻撃を仕掛けていたという疑いで起訴された。
決済サービスプロバイダーの Checkout.com は、先週恐喝被害に遭った後、支払い要求に応じる代わりに、要求額と同じ額をサイバー犯罪研究の資金として寄付することに決定した。そして恐喝犯の要求を拒否することよりもさらに異例なことが起こった。最高技術責任者(CTO)のマリアーノ・アルベラ氏は、侵害を許した状況について謝罪するとともに、今回のセキュリティインシデントの発生について同社が「全責任を負う」と表明した。
2025 年 8 月に、Windows 版の Docker Desktop にてコンテナからホスト OS の侵害が可能となる脆弱性が報告されています。
AI を活用したサイバー脅威について、米シンクタンク「American Security Project(ASP)」は、報告書「Cloud of War」で、国家支援型サイバー攻撃に AI が急速に採用され、米国の重要インフラを脅かしていると警鐘を鳴らしています。エージェント型 AI は自律的な偵察や環境適応を可能にし、攻撃の質を一変させつつあるとし、ASP は AI 防御システムの導入やクラウドの法的保護強化などを提言しています。
木曜日の発表でイングランド銀行( BoE )は、金利を 4 %に据え置きつつ、英国の実質 GDP は第 3 四半期( 7 ~ 9 月)は 0.2 %成長であるとの見通しを示した。これは 8 月の第 2 四半期レポートで予測された 0.3 %からわずかに低下している。BoE はこの成長鈍化の理由として「対米輸出の減少」と「政府が財政支援を提供せざるを得なくなるほど深刻な被害をもたらしたジャガー・ランドローバーへのサイバー攻撃」の 2 点を挙げている。
「インターネット上に晒された 4 TB の SQL バックアップを発見するということは、『ご自由にお持ちください』という張り紙付きで、金庫の設計図と鍵がそこに置かれているのを見つけるようなものだ。侵入に必要な情報が全て揃っている」と同社は述べている。
同社研究員は慎重にファイルの最初の 1,000 バイトのみをダウンロードして検証し、ファイルが暗号化されておらず、データが平文のまま保存されている(誰でも読める状態で放置されていた)ことも発見した。