有限会社柏崎青果は2月25日、同社が運営する「柏崎青果オンラインショップ」への不正アクセスによる個人情報の漏えいについて発表した。
これは2024年5月28日に、青森県警察本部サイバー対策課から「柏崎青果オンラインショップ」を利用した顧客のカード情報の漏えい懸念について連絡があり、同日中に当該サイトでのカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を開始したところ、当該サイトのシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスでペイメントアプリケーションの改ざんが行われたことが原因で購入者のカード情報が漏えいし、一部顧客のカード情報が不正利用された可能性があることを2024年8月16日に完了した調査結果で確認したというもの。
漏えいした可能性があるのは、2021年4月5日から2024年5月28日の期間中に「柏崎青果オンラインショップ」でクレジットカード決済を利用した顧客1,198名のカード情報(番号、有効期限、セキュリティコード)1,348件とメールアドレス、ログインパスワード、電話番号。
同社では対象の顧客に別途、メールおよび書状で個別に連絡を行う。
同社では既に、カード会社と連携し漏えいした可能性のあるカードの取引のモニタリングを継続して実施しているが、顧客に対しても、カード利用明細に身に覚えのない項目があった場合はカード会社に問い合わせるよう呼びかけている。
同社では2024年7月29日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を、2024年9月4日に所轄警察署に被害申告している。
同社では今後、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い、再発防止を図るとのこと。