Palo Alto Networks 社製 PAN-OS GlobalProtect に OS コマンドインジェクションの脆弱性 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

Palo Alto Networks 社製 PAN-OS GlobalProtect に OS コマンドインジェクションの脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月15日、Palo Alto Networks社製PAN-OS GlobalProtectにおけるOSコマンドインジェクションの脆弱性について発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

脆弱性と脅威

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月15日、Palo Alto Networks社製PAN-OS GlobalProtectにおけるOSコマンドインジェクションの脆弱性について発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

PAN-OS 11.1.2-h3 より前のバージョン
PAN-OS 11.0.4-h1 より前のバージョン
PAN-OS 10.2.9-h1 より前のバージョン
※Cloud NGFW、Panorama appliances、Prisma Access は影響なし

 リモートアクセス(VPN)などを提供するPAN-OSのGlobalProtect機能におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2024-3400)について、Palo Alto Networksは現地時間4月12日にアドバイザリを公開している。本脆弱性が悪用されると、認証されていない遠隔の第三者がルート権限で任意のコードを実行する可能性がある。

 Palo Alto Networksでは、本脆弱性を悪用する攻撃を限定的に確認している。

 IPAでは、製品開発者が提供する情報をもとにホットフィックスを適用するよう呼びかけている。Palo Alto Networksは、本脆弱性を修正した下記のホットフィックスをリリースしている。

PAN-OS 11.1.2-h3
PAN-OS 11.0.4-h1
PAN-OS 10.2.9-h1

《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

脆弱性と脅威 アクセスランキング

  1. Assimp にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

    Assimp にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

  2. 「アダルトサイトを閲覧している姿を撮影した」脅迫メールの報告が急増(IPA)

    「アダルトサイトを閲覧している姿を撮影した」脅迫メールの報告が急増(IPA)

  3. スマホアプリ「ピッコマ」に外部サービスの APIキーがハードコードされている問題

    スマホアプリ「ピッコマ」に外部サービスの APIキーがハードコードされている問題

  4. 「ポケモンセンターオンライン」を装ったフィッシングサイトに注意喚起(ポケモンセンター)

  5. NETGEAR 製ルータにバッファオーバーフローの脆弱性

  6. JPCERT/CC、仮想通貨マイニングツールのXMRigの設置を狙った攻撃を順序立てて詳説~対策マニュアルとしても有効

  7. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  8. Apache HTTP Server 2.4 に複数の脆弱性

  9. メルカリがフィッシング詐欺に注意喚起、アプリの利用など推奨

  10. 「GROWI」にWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される複数の脆弱性(JVN)

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×