福岡大学は7月9日、同学の委託先への不正アクセスについて発表した。
同学では、学生が就職活動で受検する筆記試験(適性検査SPI3など)の対策サイトとして、株式会社ノストラムが提供する「SMART SPI」を利用しているが、当該システムを運用していたノストラムが管理するサーバに不正アクセスがあり、保存されていた情報が外部に漏えいした可能性が判明したという。
ノストラムでは4月19日にサーバが停止し、不正アクセスの可能性が発覚したため調査したところ、4月17日に外部の攻撃者がノストラムのネットワークに侵入し、ファイルを暗号化したことでサーバが起動できない状態になった。また、バックドアの構築も判明している。
攻撃者のサイト上には、窃取したデータを公開する旨の告知があり、一定量の情報が外部に漏えいした可能性があるとしている。
なお、調査報告によると、情報窃取を示す直接的な証拠は確認されていないものの、保存データの窃取の可能性は完全に否定できないとしており、ノストラムが実施した外部事業者による調査では、漏えいしたデータが外部に公開される等の事実は確認されていない。
漏えいの可能性がある情報は下記の通り。
・令和5(2023)年度~令和8(2026)年度に福岡大学に在籍の学生(医学部医学科除く)
学籍番号、生年月日:最大33,668人
氏名:最大800人(登録者のみ)
模擬試験等の受験結果:最大33,668人
同学およびノストラムでは、下記の対応を行っているとのこと。
・外部アクセス遮断による安全な運用環境の構築
・外部専門業者による調査の実施
・文部科学省、個人情報保護委員会への報告



