逆BCC誤送信:BCCに930名のアドレスが入った過去メールをテンプレ使用 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

逆BCC誤送信:BCCに930名のアドレスが入った過去メールをテンプレ使用

オフィスのコンサルティングやトータルソリューションを行う株式会社ルクールプラスは10月19日、同社従業員のメール誤送信で個人情報が流出したと発表した。

インシデント・事故
トップページ
  • トップページ
  • リリース(【重要なお知らせ】メール誤送信による個人情報漏洩について)
  • リリース(対応)
  • リリース(問い合わせ先)
オフィスのコンサルティングやトータルソリューションを行う株式会社ルクールプラスは10月19日、同社従業員のメール誤送信で個人情報が流出したと発表した。

これは10月14日午後1時16分に、同社従業員が10名の顧客に案内メールを送信する際、「BCC」欄に誤って複数名のアドレスを含んだままメールを送信したというもの。同社従業員が以前、複数名の顧客に一斉送信したメールをテンプレートとして保存しており「BCC」欄に複数のアドレスが含まれていたが、今回の案内メールを送付した際に当該テンプレートを流用したため本来の送付対象である10名の顧客とは別に、「BCC」欄に含まれる930名にも送信された。10月14日午後1時31分頃に、受信者から同社や当該従業員が所属する店舗に指摘があり発覚した。

流出したのは10名分の会社名と氏名、メールアドレス。

同社では10月15日午前9時29分に、誤送信先の930名の顧客に対し経緯説明と当該メールの削除を依頼、個人情報が流出した10名の顧客に対してはメールと電話にて報告と謝罪を行っている。

また同社では、本件について一般財団法人日本データ通信協会へ報告を行っている。

同社では、メールの誤送信防止のため送信ボタンを押したあと2分後にメールが送信される「誤送信防止ルール」を周知していたが、今後は設定時間を5分以上に変更することを徹底し再発防止に努めるとのこと。
《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

インシデント・事故 アクセスランキング

  1. ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

    ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

  2. イセトーへのランサムウェア攻撃で伊予銀行の顧客情報が漏えい

    イセトーへのランサムウェア攻撃で伊予銀行の顧客情報が漏えい

  3. 富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

    富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

  4. 東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

  5. マイクロソフト、CrowdStrikeに起因する障害への支援について発表

  6. 高松市のコンビニ交付サービスでの証明書誤交付、個人情報保護委員会が富士通 Japan に行政指導

  7. 印刷会社アイカのサーバに不正アクセス

  8. ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、影響範囲を調査

  9. 厚生労働省 滋賀労働局の委託先でサポート詐欺被害、メールファイルが消去

  10. 急激な CPU 負荷増大で発覚 ~ 岩水開発のサーバがクリプトマイニング型のマルウェア XMRig に感染

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×