独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月3日、ぷらっとホーム株式会社が提供するインテリジェントIoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT VX2」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.8。株式会社イエラエセキュリティの村島正浩氏、片岡玄太氏が報告を行った。OpenBlocks IoT VX2には、OS コマンドインジェクション(CVE-2020-5535)、および認証不備(CVE-2020-5536)の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品に接続可能なユーザによって、root権限で任意のOSコマンドを実行される(CVE-2020-5535)、あるいは当該製品に接続可能なユーザによって、認証を回避され、機器を初期化される(CVE-2020-5536)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Microsoft Windows においてインストール処理時におけるシンボリックリンク検証不備により任意のファイルの全権限が奪取可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2020.3.3 Tue 8:10