一般社団法人全国銀行協会(全銀協)は12月12日、盗難通帳、インターネット・バンキング、盗難・偽造キャッシュカードによる預金等の不正払戻し件数・金額等に関するアンケート結果および口座不正利用に関するアンケート結果について発表した。この調査は同協会の正会員・準会員・特例会員(192行)を対象に実施したアンケート調査で、2019年9月末時点における「盗難通帳による預金等の不正払戻し」、「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し」、「盗難キャッシュカードによる預金等の不正払戻し」、「偽造キャッシュカードによる預金等の不正払戻し」および「口座不正利用」について結果をまとめている。このうち「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し」では、2019年7月~9月の個人顧客の不正払戻件数は419件(前四半期は112件)、金額は4億2,200万円(同1億9.600万円)、法人顧客では5件(同5件)、800万円(同1,300万円)となっており、個人における被害件数が4倍近く、被害金額は倍以上に増加した。
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