月例セキュリティ情報を公開、2件は「悪用の事実を確認済み」(IPA、JPCERT/CC) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

月例セキュリティ情報を公開、2件は「悪用の事実を確認済み」(IPA、JPCERT/CC)

IPAは、「Microsoft 製品の脆弱性対策について(2018年5月)」を発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は5月9日、「Microsoft 製品の脆弱性対策について(2018年5月)」を発表した。一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)も「2018年 5月マイクロソフトセキュリティ更新プログラムに関する注意喚起」を発表している。これは、マイクロソフトが2018年5月度のセキュリティ更新プログラムを公開したことを受けたもの。対象となるソフトウェアは次の通り。

Internet Explorer
Microsoft Edge
Microsoft Windows
Microsoft Office と Microsoft Office Service、Web Apps
Chakra Core
Adobe Flash Player
.NET Framework
Microsoft Exchange Server
Windows Host Compute Service Shim

新規セキュリティ更新プログラムを公開するとともに、新規のセキュリティ アドバイザリ 2 件の公開、既存のセキュリティ アドバイザリ 2 件の更新、既存の脆弱性情報 5 件の更新を行っている。なお、Windows Host Compute Service Shim (hcsshim) の脆弱性(CVE-2018-8115)の更新プログラムは、5月2日(米国時間)に定例外で、GitHub上に公開されている。

これらの脆弱性を悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってPCを制御されたりするなど、さまざまな被害が発生する可能性がある。また、CVE-2018-8120(Win32k の特権の昇格の脆弱性)、CVE-2018-8174(Windows VBScript エンジンのリモートでコードが実行される脆弱性)の脆弱性について、Microsoft社は「悪用の事実を確認済み」と公表しており、今後被害が拡大する可能性があるため、至急、修正プログラムを適用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×