3月8日からの3日間は東京で、3月16日には大阪にて開催される「Security Days Spring 2017」。国内外のセキュリティベンダーによるセミナー中心のイベントで、多くの企業や専門家が最新知見の講演を行う。改ざん検知や変更管理、脆弱性管理などの分野でソリューションを提供するトリップワイヤ・ジャパン株式会社。IoTで高まるインダストリー領域の脅威とその対策動向やセッションの見どころなどについて、同社 カントリーマネージャーの浅原伸治氏に聞いた。――改めて、御社の製品ポートフォリオや強みについてお聞かせください。トリップワイヤは、ファイルの改ざん検知機能を提供するオープンソースソフトからはじまり、改ざん検知や変更管理、脆弱性管理のソリューションを展開しています。米国で設立20周年を迎え、日本法人も2000年4月の設立から17年が経過しました。代表的なソリューションが、改ざん検知と変更管理を提供する「Tripwire Enterprise」で、2013年からは、脆弱性管理の製品「IP360」を製品ラインアップに加え、改ざん検知、脆弱性管理の両面で、サイバー攻撃に対するエンドポイント対策を強化してきました。2017年は全社的スローガンとして「Foundational Controls」を掲げ、ファイルシステムやクラウド、仮想化、仮想化、ネットワークデバイスなど、企業の情報「基盤」のセキュリティリスク可視化、リスクコントロールを提供するソリューションを展開していきます。――御社が今、最も懸念するサイバー攻撃や脅威は何ですか。