トリップワイヤ・ジャパン株式会社は8月6日、Amazonにおいて売れ筋製品となっているスマートホームオートメーションハブ3製品で、ゼロデイ脆弱性を発見したと発表した。これは、同社のVulnerability and Exposure Research Team(VERT)のセキュリティリスク分析によるもの。スマートホームハブは、一般家庭の照明、暖房、施錠、カメラの制御に使用される。分析の結果、各製品にゼロデイにつながる欠陥を発見したという。これらの脆弱性を悪用すると、ハッカーは「住人の不在を知る」「警報の設定を変える」「不正にロックを解除する」「LAN にアクセスする」「スマートハブをDDoS攻撃に利用する」といったことが可能になる。現在、分析を行った3製品のうち、2製品は欠陥に対するパッチを提供している。しかし1製品はいまだに対策が行われておいない。同社では、悪質なWebページやスマートフォンアプリ経由で脆弱性が悪用され、システムレベルのアクセス権を奪取してコマンドが実行される可能性を指摘している。