公立大学法人富山県立大学は7月3日、学生のクラウドサービスアカウント及び学生団体の公式ホームページに対する不正アクセスについて発表した。文字の選択やコピーができない状態で公開している。
これは同学内で利用しているクラウドサービス「Microsoft 365」の学生アカウント(2名)から大量の迷惑メールが送信されていたこと、及び同学の学生団体が運営する公式ホームページで編集権限を持つ学生アカウント(2名)から不審な投稿が行われていたというもの。
「Microsoft 365」の学生アカウントへの不正アクセスでは、本人所有のPCが何らかの原因で悪意のあるソフトウェアに感染し、ID・パスワードが不正に窃取された可能性があるとのことで、両学生とも直前に、私用SNSアカウントから本人の意図しない投稿があったことが確認されている。
迷惑メールは、学生Aのアカウントでは5月13日から20日にかけて断続的に計4,419件が、学生Bのアカウントでは6月15日から15日にかけて断続的に計162件が送信されている。
同学では「Microsoft 365」以外の学内サービスも含め、当該学生のアカウントを停止した上でアクセス状況を確認したが、現時点でメール送信以外の不正操作や機密情報の漏えいは確認されていない。
また、立て続けに学生が被害を受けていることに鑑み、全学生のMicrosoft 365アカウントについて、海外のIPアドレスからのアクセスを遮断している。
同学では、学生のMicrosoft 365利用に係わるセキュリティ対策を強化するため、認証方式の見直しを図るとのこと。
学生団体の公式ホームページへの不正アクセスでは、編集権限を持つ学生の2アカウントに対し、5月10日から6月1日の間に海外から何回もアクセスを試みた記録が確認されたことから、パスワードが総当たり攻撃によって破られ、不正に認証を突破された可能性があるとしている。
不審な投稿が行われたのは5月29日から6月1日で、同学の学生団体が外部サーバで運用する公式ホームページに、不適切なサイトに誘導する内容のロシア語の文書とリンク数十件が投稿されている。
当該団体では、記事の削除と編集権限を持つ学生アカウント(16名)のパスワード変更を行うとともに、ホームページの運用を緊急停止している。
同学では、学内の他のホームページ担当者に対し、外部からの侵入の有無の確認とパスワード変更を依頼しており、現時点で他の不正アクセス及び機密情報の漏えいは確認されていない。
当該団体では、安全なセキュリティ環境が確保された時点でホームページの運用を再開する。
同学では、学内のホームページの運用管理に係わるセキュリティ対策を強化するため、認証方式の見直しを図るとのこと。






