IPAおよびJPCERT/CCは、フェンリルが提供するWebブラウザ「Sleipnir for Mac」にアドレス表示を偽装される脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
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独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月7日、フェンリル株式会社が提供するWebブラウザ「Sleipnir for Mac」にアドレス表示を偽装される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.3。
「Sleipnir 4 Black Edition for Mac (インストーラ版) 4.5.3 およびそれ以前」および「Sleipnir 4 for Mac (Mac App Store 版) 4.5.3 およびそれ以前」には、ページ遷移の処理が原因でアドレス表示偽装の脆弱性(CVE-2016-8368)が存在する。この脆弱性により、アドレス表示欄に表示されるURLを偽装され、フィッシング詐欺などに使用される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》