独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月8日、D-Link Systems, Inc.が提供する複数のルータ製品に、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.1。D-Link製ルータ「DIR-823」「DIR-822」「DIR-818L(W)」「DIR-895L」「DIR-890L」「DIR-885L」「DIR-880L」「DIR-868L」には、HNAPログイン動作が原因でスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2016-6563)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品のLAN側インタフェースにアクセス可能な第三者によって、管理者権限で任意のコードを実行される可能性がある。なお、現時点で対策方法は公開されていない。。