独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月2日、株式会社アイ・オー・データ機器が提供する、無線LANルータ機能を搭載したポータブルストレージ機器「WFS-SR01」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.3。「WFS-SR01 ファームウェアバージョン 1.10 およびそれ以前」には、任意のコマンド実行(CVE-2016-7806)、およびアクセス制限不備(CVE-2016-7807)の脆弱性が存在する。想定される影響は各脆弱性により異なるが、当該機器上で任意のコマンドを実行されたり、挿入されたSDカード等にアクセスされる可能性がある。JVNでは、ポケットルータ機能を使用しないことで、同脆弱性の影響を回避できるとしている。