企業等の組織が保有する重要情報を標的にした「標的型攻撃」をはじめとするサイバー攻撃対策に、各社が必死で取り組んでいる。しかし、ウィルス感染や情報窃取を防ぐセキュリティ対策を多層的に行っているものの、被害を防ぎ切れていないのが現状だ。そこで、ネットワーク機器をソフトウェアで制御することで、ウィルスの2次感染および情報窃取を防ごうという「SDSN(Software-Defined Secure Network)」を提唱するのがジュニパーネットワークスだ。本稿では、2016年10月に大阪、東京で開催された「Security Days Fall 2016」のセッションレポートとして、同社技術統括本部 テクニカル・コンサルタントの片桐秀樹氏の登壇内容から、「SDSN」によるサイバー攻撃対策についてレポートする。