株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は4月29日、2016年4月におけるモバイルデバイスを狙った脅威についての総括を発表した。4月は、しつこく広告を表示させるモジュールの拡散が著しく増加した月だったという。これらのモジュールは、もっとも多く検出された悪意のあるアプリケーションとして再び返り咲いた。また、さまざまなソフトウェアをインストールするよう設計された新たなトロイの木馬「Android.GPLoader.1.origin」が発見された。デバイスがスリープモードになり、ホーム画面がオフになるとGoogle Playを開き、指定されたアプリケーションのダウンロード・インストールを開始する。少なくとも6つの開発元から提供されている、190を超えるAndroidアプリケーション内に組み込まれたトロイの木馬「Android.Click.95」も発見されている。