株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は1月21日、Windows向けの「Dr.Web Security Space」および「Dr.Web Anti-virus」の新バージョン「11.0」をリリースしたと発表した。新バージョンでは、脆弱性対策としてヒューリスティックアナライザ「Dr.Web Process Heuristics」の改良と、最も一般的なアプリケーションのゼロデイ脆弱性を悪用した攻撃からシステムを保護するテクノロジー「Dr.Web ShellGuard」を導入し、「Dr.Web Preventive Protection(予防的保護)」の向上に注力したという。新しいヒューリスティックアナライザは、疑わしいまたは悪意のあるプロセスを停止させ、より効率的に脅威を検出する。また「Dr.Web ShellGuard テクノロジー」は、ローカルデータベースに加えて、Dr.Webレピュテーションクラウドにより最新情報を反映する。さらに、新コンポーネント「Dr.Web HyperVisor」は、システムの最も低いレベルで動作することで脅威の検出・駆除を大幅に向上させ、システム上に侵入するマルウェアやDr.Webの動作を妨害しようとするマルウェア(未だ発見されていないマルウェアを含む)の試みをすべて阻止するとしている。