独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月11日、Quaggaが提供する、UNIX向けのルーティングソフトウェア「Quagga」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは8.1。「Quagga 0.99.24.1 およびそれ以前」には、bgpd が VPNv4 用の BGP ピアを設定している場合にバッファオーバーフローを引き起こされる脆弱性(CVE-2016-2342)が存在する。この脆弱性が悪用されると、悪意ある BGP ピアによって、特定の設定の bgpd が動作するホスト上で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。