ランサムウェアを使った詐欺・恐喝が急上昇、「情報セキュリティ10大脅威 2016」を発表(IPA) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.09.24(日)

ランサムウェアを使った詐欺・恐喝が急上昇、「情報セキュリティ10大脅威 2016」を発表(IPA)

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー

 2015年にも、情報セキュリティに関するさまざまな事故・事件が発生した。これについて、情報処理推進機構(IPA)は15日、社会的影響が大きかったトピックなどを投票により選出したランキング「情報セキュリティ10大脅威 2016」を発表した。

 情報セキュリティ分野の研究者、企業の実務担当者など、69組織・108名のメンバーからなる「10大脅威選考会」が審議を行い投票した結果を、「個人」と「組織」のそれぞれで選出した内容だ。その結果、「個人」の1位は「インターネットバンキングやクレジットカード情報の不正利用」に、「組織」の1位は「標的型攻撃による情報流出」となった。

 「インターネットバンキングやクレジットカード情報の不正利用」においては、毎月のようにフィッシング詐欺(なりすまし詐欺)の新手が発生したほか、従来の大手銀行だけでなく、信用金庫や信用組合などにも被害が拡大したことが背景にある。また、「標的型攻撃による情報流出」では、日本年金機構の事件が6月に大きな注目を集めた。

 なお前年の総合ランキングではランク外だった「ランサムウェアを使った詐欺・恐喝」が個人2位・組織7位に急上昇。あわせて組織については、2位に「内部不正による情報漏えい」が入った点が注目されている。


 ■「情報セキュリティ10大脅威 2016」個人別・組織別 順位 ( )内は総合順位
【個人】
1位 インターネットバンキングやクレジットカード情報の不正利用(1位)
2位 ランサムウェアを使った詐欺・恐喝(3位)
3位 審査をすり抜け公式マーケットに紛れ込んだスマートフォンアプリ(7位)
4位 巧妙・悪質化するワンクリック請求(9位)
5位 ウェブサービスへの不正ログイン(5位)
6位 匿名によるネット上の誹謗・中傷(-)
7位 ウェブサービスからの個人情報の窃取(4位)
8位 情報モラル不足によるサイバー犯罪の低年齢化(-)
9位 職業倫理欠如による不適切な情報公開(-)
10位 インターネットの広告機能を悪用した攻撃(-)

【組織】
1位 標的型攻撃による情報流出(2位)
2位 内部不正による情報漏えい(8位)
3位 ウェブサービスからの個人情報の窃取(4位)
4位 サービス妨害攻撃によるサービス停止(-)
5位 ウェブサイトの改ざん(6位)
6位 対策情報の公開に伴い公知となる脆弱性の悪用増加(10位)
7位 ランサムウェアを使った詐欺・恐喝(3位)
8位 インターネットバンキングやクレジットカード情報の不正利用(1位)
9位 ウェブサービスへの不正ログイン(5位)
10位 過失による情報漏えい(-)

2015年「影響が大きかったセキュリティ脅威」、“ランサムウェア”が急上昇

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

調査・レポート・白書 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 2016年の企業のセキュリティインシデント年間被害額は2億3千万円(トレンドマイクロ)

    2016年の企業のセキュリティインシデント年間被害額は2億3千万円(トレンドマイクロ)

  2. 平日と土日で変わるサイバー攻撃傾向~フォーティネット調査

    平日と土日で変わるサイバー攻撃傾向~フォーティネット調査

  3. セキュリティ管理は抵抗ユーザ & 無理解経営層の板ばさみ - 全国情シス調査

    セキュリティ管理は抵抗ユーザ & 無理解経営層の板ばさみ - 全国情シス調査

  4. ウイルスに感染したIoT機器からの攻撃、198カ国、約25万件を観測(横浜国立大学、BBソフトサービス)

  5. CTIを活用していれば、2011年からの防衛関連企業へのサイバー攻撃は防げた(ラック)

  6. エクスプロイトパッケージの公開により、サイバー脅威の状況が大きく変化(カスペルスキー)

  7. SSL証明書を入れない3大理由「費用高い」「メリットわからない」「必要なサイトでない」(フィッシング対策協議会)

  8. 比較的少ない400ノードで毎秒75Gbpsという今期最強のDDoS攻撃を発生(アカマイ)

  9. 2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA)

  10. 企業サイトで検出されたWebサービス、「Googleアナリティクス」がダントツ(DataSign)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×