独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月22日、Harmanが提供する複数のHarman AMX製品に、デバッグ用のアカウントがハードコードされている脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは9.8。「AMX NX-1200 ファームウェア v1.2.322 および v1.3.100」のファームウェアを搭載する複数のHarman AMX製品には、ハードコードされた管理権限アカウント(バックドア)が存在する(CVE-2015-8362)。この脆弱性が悪用されると、認証情報を知る攻撃者によって、当該機器に管理者権限でアクセスされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。