独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月15日、株式会社シーズが提供する、サーバ向けのCGIタイプのメール配信システム「acmailer」にHTTPヘッダインジェクションの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは4.7。「acmailer 3.8.21 正式版より前のバージョン」「acmailer 3.9.15β 開発版より前のバージョン」には、OSコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2016-1142)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品にログイン可能なユーザによって、サーバの権限で任意の OS コマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。