独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月15日、奥一穂氏が提供するオープンソースのWebサーバソフトウェア「H2O」にHTTPヘッダインジェクションの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは3.4。「H2O version 1.6.1 およびそれ以前」「H2O version 1.7.0-beta2 およびそれ以前」でサーバに redirect ハンドラを使用するよう設定している場合に、HTTPヘッダインジェクションの脆弱性(CVE-2016-1133)が存在する。この脆弱性が悪用されると、HTTPレスポンス分割攻撃によって、Cookieに任意の値が設定される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。