独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月21日、Dovestones Softwareが提供するアカウント管理セルフサービスツール「AD Self Password Reset」にパスワードのリセットをリクエストしたユーザを正しく検証しない脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.2。「AD Self Password Reset 3.0.3.0 およびそれ以前」には、パスワードのリセットをリクエストしたユーザを正しく検証しない脆弱性(CVE-2015-8267)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって既知または推測可能なユーザ名をもつ任意のアカウントのパスワードをリセットされる可能性可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。