米Adobe Systems(アドビ)は12月8日(米国時間)、「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデート(APSB15-32)を公開した。これに合わせ、バージョンが20となった。本アップデートに対応する製品は、Windows版およびMacintosh版の「Adobe Flash Player 19.0.0.245およびそれ以前」「同18.0.0.261およびそれ以前」、Linux版の「Adobe Flash Player 11.2.202.548およびそれ以前」、Windows版、Macintosh版、Android版、iOS版の「Air 19.0.0.241およびそれ以前」などとなっている。このアップデートでは、CVEベースで77件の脆弱性に対応した。これらの脆弱性が悪用されると、システムをクラッシュされたり乗っ取られるなどの影響を受ける可能性がある。なお、アドビでは本アップデートの優先度を3段階で最も高い「1」としてアナウンスしている(Linux版およびAirは「3」)。