独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月27日、Apache Software Foundationが提供するさまざまなプラットフォーム向けにモバイルアプリケーションを作成するためのフレームワーク「Apache Cordova」にアクセス制限不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは4.3。「Cordova Android 3.7.2 およびそれ以前のバージョン」を使って開発されたAndroidアプリケーションには、ホワイトリストのアクセス制限が正しく適用されない脆弱性(CVE-2015-5256)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザが細工されたURLにアクセスすることで、ホワイトリストによるアクセス制限を回避される可能性がある。JVNでは、Android 向けのアプリケーションを開発している場合、Apache Cordovaをアップデートし、Android向けのアプリケーションをリビルドするよう呼びかけている。