独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月20日、HPが提供する「HP Network Automation」のWeb管理画面に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは6.8。「HP Network Automation 9.0x」「同9.1x」「同9.2x」「同10.x」のWeb管理画面には、クロスサイトリクエストフォージェリ、クロスサイトスクリプティング、クリックジャッキングの問題を含む複数の脆弱性(CVE-2014-7886)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者の誘導によってユーザが意図しない管理リクエストをサーバに送信させられることで、権限昇格、情報漏えい、コード実行、DoSの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。