BBソフトサービス株式会社は2月16日、「インターネット詐欺リポート(2015年1月度)」を発表した。本レポートは、同社の「Internet SagiWall」が検出・収集した危険性の高いネット詐欺サイトの数やカテゴリーなどを分析したもの。これによると、1月のインターネット詐欺サイトの検知数は407,000件で、このうちワンクリック・不当請求詐欺サイトは89.54%、フィッシング詐欺サイトは8.98%、マルウエア感染サイトは0.01%、ボーガスウエア配布サイトは0.77%、ぜい弱性悪用サイトは0.70%を占めていた。OSごとのネット詐欺種類別検知率では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合がWindowsで20.08%、Androidで92.11%、iOSで67.39%となっている。最近の傾向として、2015年1月はスノータイヤ販売の詐欺サイトを挙げている。スノータイヤの購入を思い立ったドライバーを安売りによって誘導し、金銭を搾取する詐欺サイトが出現したとみている。除雪用のスコップなどの降雪対策グッズを販売する詐欺サイトは以前から確認されていたが、スノータイヤは商品単価も高いため犯罪者が新たな詐欺の商材として選んだと考えられる。大雪などの天候や災害などによって急激に強い需要が発生する商材は、購入を急ぐため注意がおろそかになってだまされやすくなる。このような緊急性の高い需要を狙った詐欺サイトは今後も出現することが予想されるとしている。