>>第 1 回から読む
山内は、不審そうな目で工藤のもとにやってきた。
「山内さん、工藤さんに依頼することは社長からの指示でもあるので、ここはご協力願います」
片山が言うと、山内は無言でうなずいた。
「今、なにをやってたのか教えてもらえるかな?」
工藤は山内をじっと見つめた。
「ええと、社長への報告のために口座の確認をしていました」
「なんの口座? 普通の口座なら財務でなくて経理の仕事じゃねえの?」
「あ、いえ、それは……」
山内の目が泳ぎ、救いを求めるように片山を見た。
山内は、不審そうな目で工藤のもとにやってきた。
「山内さん、工藤さんに依頼することは社長からの指示でもあるので、ここはご協力願います」
片山が言うと、山内は無言でうなずいた。
「今、なにをやってたのか教えてもらえるかな?」
工藤は山内をじっと見つめた。
「ええと、社長への報告のために口座の確認をしていました」
「なんの口座? 普通の口座なら財務でなくて経理の仕事じゃねえの?」
「あ、いえ、それは……」
山内の目が泳ぎ、救いを求めるように片山を見た。