日本マイクロソフト株式会社は9月10日、2014年9月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通りの4件で、最大深刻度「緊急」が1件、「重要」が3件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで42件。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。「緊急」MS14-052:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2976629)要再起動「重要」MS14-053:.NET Framework の脆弱性により、サービス拒否が起こる(2990931)再起動が必要な場合ありMS14-054:Windows タスク スケジューラの脆弱性により、特権が昇格される(2988948)要再起動MS14-055:Microsoft Lync Server の脆弱性により、サービス拒否が起こる(2990928)再起動不要このうち、MS14-052(CVE-2013-7331)は脆弱性が一般に公開されており、同社ではこの脆弱性を悪用しようとする限定的で積極的な攻撃を確認している。企業ユーザに対しては、適用優先度「1」のMS14-052(Internet Explorer)については至急適用を進めるよう呼びかけている。