月例セキュリティ情報9件を公開、最大深刻度「緊急」は2件(日本マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2024.04.16(火)

月例セキュリティ情報9件を公開、最大深刻度「緊急」は2件(日本マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、2014年8月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通りの9件で、最大深刻度「緊急」が2件、「重要」が7件となっている。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
日本マイクロソフト株式会社は8月13日、2014年8月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通りの9件で、最大深刻度「緊急」が2件、「重要」が7件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで37件となっている。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。

「緊急」
MS14-051:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2976627)要再起動
MS14-043:Windows Media Center の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2978742)再起動が必要な場合あり

「重要」
MS14-048:OneNote の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2977201)再起動が必要な場合あり
MS14-044:SQL Server の脆弱性により、特権が昇格される(2984340)再起動が必要な場合あり
MS14-045:カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される(2984615)要再起動
MS14-049:Windows Installer サービスの脆弱性により、特権が昇格される (2962490)再起動が必要な場合あり
MS14-050:Microsoft SharePoint Server の脆弱性により、特権が昇格される(2977202)再起動が必要な場合あり
MS14-046:.NET Framework の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる (2984625)再起動が必要な場合あり
MS14-047:LRPC の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(2978668)要再起動

このうち、MS14-051(CVE-2014-2817)は悪用が確認されており、MS14-051(CVE-2014-2819)は脆弱性が一般に公開されていた。企業ユーザに対しては、適用優先度「1」のMS14-043(Media Center)、MS14-048(OneNote)、MS14-051(Internet Explorer)については至急適用を進めるよう呼びかけている。なお、今回より「悪用可能性指標」が「悪用コードが作成されるかどうか」から「悪用されるかどうか」に変更された。また、評価に「0:悪用を確認済み」が追加されている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×