独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月2日、Dellが提供するモジュラー型のバックアップソリューション「PowerVault ML6000 シリーズ」およびQuantumが提供するライブラリー・プラットフォーム「Scalar i500」にOSコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2014-2959)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Dell ML6000 ファームウェア i8.2.0.2 (641G.GS103) より前のバージョン」およびQuantum Scalar i500 ファームウェア i8.2.2.1 (646G.GS002) より前のバージョン」には、OSコマンドインジェクションの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者にサーバ上で任意のOSコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。