独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月29日、Alfrescoが提供するチーム向けオンラインファイルコラボレーション「Enterprise」に複数のクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性(CVE-2014-2939)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Alfresco Enterprise 4.1.6 およびそれ以前」には、「ログインしたユーザによるファイルアップロード」「ログインしたユーザによって入力されたデータに対するフィルタリング」「GET リクエストのパラメータ」の処理に起因する複数のXSSの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報を元に最新版へのアップデートやパッチの適用を実施するよう呼びかけている。