独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月3日、Blue Coat Systems, Inc.が提供する統合セキュリティ対策アプライアンスである「ProxySG」に認証情報の変更から反映までに時差がある脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「ProxySG 6.5.4 より前のバージョン」には、古い認証情報がキャッシュに保存されていることにより、認証情報の変更から反映までに最大15分程度の時差がある脆弱性(CVE-2014-2033)が存在する。なお、新たなアカウントでのログインや間違ったパスワードによる認証拒否など、他のパスワード関連の処理が行われた場合、この時差は縮まるという。この脆弱性が悪用されると、認証情報を変更しても最大15分間は古いアカウントでログインされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに対応するパッチを適用するよう呼びかけている。