独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月5日、DELLが提供する、システムの統合管理アプライアンスである「Dell KACE K1000」に、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Dell KACE K1000 version 5.5.90545 およびそれ以前」には、adminui/user_list.php の LABEL_ID パラメータの処理の問題が原因でXSSの脆弱性(CVE-2014-0330)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。現時点で対策方法は未公開となっており、JVNではアクセスを制限することで本脆弱性の影響を軽減できるとしている。