フォーティネットジャパン株式会社(フォーティネット)は8月19日、2013年1月1日から7月31日までのFortiGuard脅威動向調査の結果を公表した。これによると、FortiGuard Labsにおいて過去6カ月間で観測されたモバイルマルウェアの数が30%増加した。チームは現在、1日あたり1,300の新たなサンプルを観測しており、300以上の固有のAndroidマルウェアファミリーおよび250,000以上の固有の不正Androidサンプルの追跡を行っているという。また、Ruby on Rails、Java、Adobe Acrobat、Apacheは最新のパッチを公開しているが、攻撃者たちがいまだにこれらの古い脆弱性を悪用していることがレポートで明らかになっている。1月には、Ruby on Railsにリモートからコードを実行される脆弱性が発表され、同じく1月にJavaのサンドボックスを迂回し、任意のJavaコードを実行できるゼロデイ エクスプロイトが発見されている。攻撃者は現時点でも、これらの脆弱性が修正されていないWebサーバを検索し、攻撃しようとしている。レポートではこのほか、Acrobat/Acrobat Readerを狙ったゼロデイ攻撃や、CDorkedがApacheを攻撃ことなどを紹介している。
【Interop 2013】FortiGateアプライアンスによる標的型攻撃対策や安全なBYOD・スマートデバイスなどの各種ソリューションを展示(フォーティネットジャパン)2013.6.12 Wed 21:00